かねてより、LIFANの遠心クラッチのクラッチ板はホンダと同じなんですか?という質問があって、私も知りたかったんですが、壊れてもいないエンジンをバラすのはイヤだったので返事を保留していました。
はい、今回クラッチが滑るというLIFANエンジンを分解してみました。結果は、本家スーパーカブと同じ形のクラッチ板でした。完全な互換パーツです。
コルク部分の焦げ方が異常ですよね。
ホンダと同じく3枚セットで、足があって両面にコルクがある1枚を片面がコルクで反対側は金属面の2枚ではさむ構造なんですが・・・画像にある金属面の見えるパーツは裏返しでも金属面。
ガビーン! なんと貼り付けであったコルク状の物が全部剥がれてしまってるんです。
チャイナ品質恐るべし!
剥がれた残骸はストレーナーの網の上に残っていました。
走行距離も5,000km行ってないエンジンですから、完全に不良品ですね。
ただ、10,000km走っても平気なエンジンもありますから、どんなのが当たるかは運次第ですね。
壊れる前からホンダ純正に交換しておくほどの物じゃないですから、やっぱりチャイナだよなー、なんて笑える余裕も必要かと思います。
困った時にホンダ純正が使えるってのは、かなり安心なところです。
しかもこのエンジン、トルク感が私の通勤号より良くて、凄く調子いいんですよ。
製品の精度管理がゆるい工場ゆえの個体差なんでしょうが、日本的な常識では計れないメーカーです(笑)。